カエルの大名行列 [仕事(焼物・美術工芸)]
この時期になると思い出します。
むかし、家の庭が荒れ果てて、野生的だった時、池が今の2倍の大きさがありました。
6月頃になると池にカエルがやって来て、卵を産んで行きます。
それが半端でない多さ・・・
もちろん繁殖の旬の時のゲロゲロと泣く声もかなりの煩さ・・・
そんなある日、陶芸教室が終わった夜8時過ぎ、スタッフの「ぎゃぁ~」と叫ぶ声に驚き、
見に行ったら、カエルの大群が池に向かって、大名行列のように歩いていたのです。
びっくりしました。。。
思わず、車で引いてしまいそうになったそうです。
そういう経緯があったので、その後からは池にカエルが卵を産むたびに
網ですくって間引きしてました。
今回の大名行列は、それがヒントで、出来あがりました。
本当のトノサマガエルだと気持ち悪いけど、これだったら可愛くないですか?
作ってから、「バカ殿風でなかなかイケるね」とスタッフと笑っていました。。。
カエルを擬人化すると気持ち悪いとか感じなくなり、
いろんな妄想が働いて、むしろ可愛さ10倍面白さ10倍になるというものです。。。
「何~ やっぱり カエルはカエルだってぇ~
それにしても、その時は、後に「カエル展」をやるなんて思ってもいませんでした。
カエルさんとは不思議な縁で結ばれているのかも知れません。。。