気持ちが沈む [こころ(思う事・感じた事)]
今日はお天気が良いのに、家の中でDM作業。。。
印刷機も何時まで新しいと思っていたけど、もう3年も経ってた。
使う頻度も並外れて仕事で使ってるんだから、ガタが来ても仕方ない。
ハガキを印刷しようとしたら、少しズレる・・・印刷物も少し汚くなる。
プリンターを買ってから、故障したことがないので説明書も見ることなかったけど、
「ズレの直しとヘッドクリーニングくらいしたら、良くなるかしら」
と説明書と首ったけで取り組んだ。
時間は掛かったけど、何とか直った。
それでも続けてやっていると多少のズレは生じるみたいで、
1%位の確率で一文字なくなったりする。
それにしても説明書読むのって、ほんと苦手なんだよなぁ・・・
そんな性格なので、電話、携帯、カメラと電化製品のどれをとっても使いこなしていない。
新しいのを買うと、「今度こぞ使いこなしてやるぞ」と意気込んではみるけど駄目
本当に困った時だけ見るので、当然仕事に影響が出て来る。
そんな焦りながらDM作業してたら、中学の同級生から電話が来た。
「クラス会の女子の連絡係になってくれないか?」という事だった。
仕事ややらなければいけないことが多過ぎるので、普通であれば断るのだが、
「ガンが体を蝕んで来て、もう余命宣告されたから、身辺整理をして置かないと・・・」
と言われた時、息を呑んでしまった。。。
そうかぁ・・・
元々と言えば、6年前その子がリンパ癌で、私も大腸癌(手術で治った)をやったので、
「いつ誰が居なくなるかわからないから、クラス会を毎年やろう」
とその友達が発案した事から始まったのである。
言葉を失い、なんて言葉を返していいやら・・・「わかったじゃぁやる」と・・・
今までいつも甘えて、病気なのに連絡係を何年もやって貰った。
今度は私がやるように回って来たのかも知れないと何となく思う。
病気になり、治療を続けて8年。
表向きはいつも元気いっぱいで、前向きに生きて来た人だから、
そんな重要な事を言ってた電話でも、話し方や声もけっして落ち込んだ言い方ではない。
それだけに死と向き合う覚悟と、これから東京に治療に行きたいと諦めていない姿があり、
この8年間、ずっと病気と闘ってきた強さを感じた。
電話を切ってから、私は気持ちがだんだん沈んで、自分の事のように落ち着かない。
私がしてやれるって、何だろう・・・
とDMを作業をしながら、考えあぐねてしまった。
きっとそれが、咄嗟に出た「わかったじゃぁやる」だったのかも・・・
取り敢えず、展示会が始まったら、時間が出来るので、
彼女の話を聞いて、連絡係(幹事)の引き継ぎをして、少しでも安心させてやろう。
この歳になるといろんな事があり、妙に得体の知れない寂しさが込み上げて来る。