中学の同級生(友達) [こころ(思う事・感じた事)]
今日は曇りのち雨で、穏やか。。。これから明日にかけて雪になるらしい。
今まで降ってないから、有難いと思わないと・・・
今日は少し重い話。
天気が悪くならないうちに、病気の友達(以前書いたリンパ癌の友達)の所に行って来た。
行こう行こうと思いながら、私がノロウィルスやインフルエンザになったりで、
移してはいけないと思い、控えていた。
その後は、ずっと続く大雪・・・仕事に追われ、、やっと時間が出来、電話をしたら・・・
もうだいぶ体力が落ちて、具合が悪いらしい。
厚かましかったけど、クラス会幹事の引き継ぎもあるので、出かけて行った。
だいぶ痩せて、もう肝臓と骨髄に癌が来ているとのこと・・・
直ることはないので、輸血をして補うしか手立てはないらしい。。。
自分の事が出来なくなったら、入院することになっているのだが、
治療が出来ないので、ホスピス病棟へ・・・
だいぶしんどくなっているので、近々入院しようかと考えていると話していた。
クラス会の幹事の引き継ぎはしたが、その後とりとめのない話をして帰って来た。
本人は「死ぬことは怖くないけど、友達との別れが悲しい」と・・・
お料理や物作りが好きで、友達が多い人である。
また、骨董品が好きで若い時、いろいろ買いあさっては、家の中で飾っている。
家の中には、昔の黒光りしたもちつきの臼があり、その中に植物が植えられている。
玄関は昭和を思わせるレトロな雰囲気が漂い、昔のおもちゃが所狭しと並べられている。
キューピー人形がお出迎えしてくれるちょっと風変わりなお家。
太めな丸い顔だった人が、痩せて顎がとんがり、青ざめた顔を玄関で見た時は、
何と声をかけたらいいか、一瞬困ってしまった。
気分を明るくさせようと、花の話をしたり、なるべく落ち込まないような話題にしようとしても、
空回りして、私だけが浮いて話している感じがしてならなかった。
1時間話していたら、目が疲れて閉じ始めたので、
「ごめんね疲れたでしょう・・・もう横になって」と退散して来たが、
帰り、車を運転しながら、何とも言えない気持になった。
彼女の「死を覚悟し、受け入れる気持」を考え、自分だったら・・・と考えても、
自分には本当の覚悟がないから、何も浮かんで来ない。
ただ、「彼女があと少しでいなくなってしまう」という、うろたえている自分がいる。
彼女の気持ちに沿ってやることも、元気づけてやることも出来ないもどかしさ・・・
何も出来なく不甲斐ない、心だけがもがいている自分。
8年前、8人~10人で始まったクラス会が、1人減り、二人減って行くと・・・
先を思うだけで、悲しく虚無な気持になって行く。
。 。 。
そんな感じの今日は、ちょっとセンチになってしまった一日でした。