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常田 健展 [仕事(焼物・美術工芸)]

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 先日、スタッフと二人で県立郷土館に行って「常田 健展」見て来ました。

今年生誕100年を迎え、亡くなってからもう10年経ってしまったんですね。。。

十数年前、東京の画廊の目に止まりました。

他の絵もみたいと言った時、自分の納屋の片隅に大雑把に立てかけられた絵。

保存状態がとても悪く、飾れるように修復して、やっと作品展にこぎつけました。

東京で好評で、その後、青森のあちこちで作品展が開催され、評判を呼んだのです。

この上の絵のような農民が働く姿の絵を生涯書き続けた常田健。

りんご農家をしながら、絵筆を握っていた「津軽に生きた大地の画家」でした。

寡黙で絵が好きでたまらない常田健は、鉛筆と紙さえあればどこでも絵を描いていた。

うちのスタッフが姪っ子なので、いろんな事を話してくれます。 

展示室にも数枚絵を飾っていますし、生前お会いしたこともあります。

名声とか、欲とか一切なく、ただ好きな絵を描いていれば幸せ[exclamation]と感じている方なのです。

その中でも、私が一番好きな絵を紹介します。

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働きながら、子供の世話をして、遊んでやっている風景。

私が子供の頃、ごく普通に見られた光景に懐かしさと子供に対しての愛情が感じられ、

ほのぼのとして、心がとても落ち着くのです。

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そして、今の若いお母さんたちは決して人前でやらなくなったこんな光景も・・・

 ごく自然に描かれて、安心するのです。

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郷土館の一角に写真の撮れるコーナーがありました。

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家族愛や生活感がそのまま描かれていて、素敵な絵ばかりでした。

阿部合成と一緒に絵を描いていた時期もありました。

美術館もありますので、詳しい事を知りたい方はこちら↓

http://www.ken-tsuneda.com/component/option,com_frontpage/Itemid,1/

棟方志功と共に青森の誇れる画家です。

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