集中した顔 [仕事(焼物・美術工芸)]
五月人形展も終わり、3日間展示室をお休みし、今日まで展示替えをしています。
昨日は、地元の油川小学校(私も卒業)とお隣の西田沢小学校の特別支援教室の
陶芸体験教室をやりました。
校長先生や先生方の見守る中、真剣な顔・かお・顔・・・
こんな感じで、6人の子が集中力120%の熱心さでした。
事前に作りたい物の絵を描いたり、油粘土で作ってみたりのシミレーションを
しっかりやって来て、イメージ作りをして取り組んでいます。
右の用紙は 作りたいものの絵です。
最後の子は本当に好きらしく、最後までずっと、ずっと作っていました。
1個しか焼けないけど、心置きなく作ったのではないかしら
作っている間、普段やっている体験教室より言葉も少ないようです。
先生もあまりに集中してやっているので、びっくりして、
「普段の授業でこんな集中してる顔、見たことないわ」と顔がほころんでいました。
子供たちが幸せそうにやってると先生も幸せな気持ちになる。
そんな穏やかな空気が流れている2時間でした。。。
今の世の中、私たちでもとても生きにくい世の中です。
いろんな情報が氾濫し、取り巻く環境は私たちが小さい頃から比べるとかなり厳しい。
でも、何でも出来る人間が幸せなのではない。
「器用貧乏」という言葉もあり、ひとつの事に絞れなくて、苦しんでいる人だっている。
何かしら、障害があり大変だと案じることもあるが、
考え方を変えれば、方向性を見つけて それに集中して突進していけば、
ちゃんとやっていけると私は信じている。
「人間はこの世に生れて来た以上、神から使命を与えられ生まれて来るのだ」
と・・・
この素晴らしい集中力をこれからも自分の好きなものを見つけて、生かしてほしい。
本当は体験教室では絵付けまでやらないのだけれど、
「やりたい」という子供たちの要望でやることに決定。。。
絵付けも頑張って欲しいです。。。
奇跡の偶然
この陶芸教室は、とても不思議な偶然が重なり合った いきさつがあります。
前から体験させたいと願っていた油川小学校の先生は、前に問い合わせ電話がありました。
そして、それを聞くために学校帰りに寄った時間は、5時半過ぎ・・・
いつもなら、店は閉めている時間ですが、偶然用事があり、電気を付けていたところに
入って来て、展示物を見ながらお話をしていました。
その後、またもう一人お客様がお買い物に・・・
その方が、西田沢小学校(お隣の小さい小学校)の特別支援教室の先生だったのです。
小さい学校なので、その教室は一人しかいなく、やるのには難なり。
偶然来て、私たちが話してるのを小耳にはさみ、一緒にやることに決定。
そんな神様の巡り合わせのような偶然があり、両校仲良くやることになったのです。
実は、私たちも とても驚いているのです。
せっかくこういう巡り合わせの機会をいただいたのですから、
これからも、これを機会に両校交流出来たら素敵ですね。